よくわからないままに我が校は休校となり、素点や評価も今週中に目処がつく。
僕ら教員もそろそろ休みを取る頃合いだ。
ところで、どれくらいの人が思っているのだろう、新型肺炎に怯える理由はなんだ?と。
致死率はインフル並みの0.2%程度とされているが、イランは1%を超えている。
分母が不鮮明なため、ただ死に怯えるのは違うのかな。
とにかく対人営業やサービス業が辛すぎる。
観光業も廃業するニュースが後を絶たない。
スキーで懇意にしている苗場の宿にはもう行けないと予感している。
離職した人の再雇用は難しいと思う。
自動化された社会では正社員の雇用は投資となるからだ。
派遣や非正規雇用されるのが精一杯である。
夏まで続けば「リセッション」だと評論家は言っていた。
「リセッション」って意味は「不況」で、マイナス成長を記録すると言うことだ。
われわれ教育界の話をすると、公立高校進学者が著しく増え、大学進学者が激減するだろう。
親たちは500万円もの授業料は支払えないだろうし、子どもにリターンは見込めないと悟るはずだ。
国立は定員や入学条件が厳しく、勉強できる子しか進学できない。
もはや負のスパイラルとでも言っておこうか。
10年後、20年後の日本はバカばかりになるだろう。
食い止めるためには、大人が子どもたちにできる限りのことを今してやるべきだ。
大部分の子にとって、1ヶ月の休校ははっきり言って取り戻せない教育機会の損失である。
疲れているところ申し訳ないが、仕事から戻ってきた親御さんたちは子どもに勉強を教えてあげてほしい。
効果は少ないかもしれないけど、この時間を大切にしてほしい。
経済崩壊は確実に始まる。
オリンピックがあろうがなかろうが、文字通り、不況となるだろう。
今こそ「生きる力」が試される時だ。