TOEICが大学入試共通テストから撤退する記事を読んだ。
「延期」ではなくて「撤退」。
要するに儲からないとETSが判断したからだ。
「別日程で4技能を評価するのが面倒だ。200ドルでTOEFLを受けてくれ。他国のアジア人たちはそうしている。」
こんな本音が聞こえてきそうだ。
僕は4技能なんぞを精査せず、従来のTOEIC800点以上、英検準1級以上、IELTS6.0以上でフルマークのスコアを与えていいと思う。
英語の苦手な子の救済として仕方なく4技能をGTECなどのスコアで証明すればいいだけだ。
英語は自分の力で習得するものだと思う。
「英語を喋りたい」人がプロパーから出てこないのはなぜか?
ただ勉強していないだけだからだ。
使うところがないのは言い訳で、お金を払えばどこでも拙い英語を聞いてくれる。
それが英会話学校や語学学校というものだ。
脳内を英語モードに変えたいのなら、心の中で思うことを英語に切り替えればいいだけだ。
これを実践する人がほとんどいないのは、本当は努力したくないからである。
僕も教員になりたての頃は、わかりやすく教える、効率的なことしかやらないよう仕掛けを張っていたが、こんなの一時的な記憶蓄積であり、語学ではない。
英語を習得したいなら、脳をだませる仕掛けを学習時から仕込んでおくこと。
常日頃から準備をしていない人が4技能テストでいいスコアが取れるわけないじゃん。
TOEICの撤退は民間企業としては当たり前の判断だし、TOEICの準備をしていた受験生は姉妹テストであるTOEFLを受けてほしい。
海外で活躍できるパスポートはIELTSとTOEFLだけなんだから。