ずっと悩んできたことがある。
教師になってから生活は安定し妻や子どもたちは大喜び。
去年は一ヶ月間精神的な休養を取ったが、なんとかカムバックした。
困難に遭遇しても、腹をくくればなんとかなる職業なのだと理解した。
ずっと退屈だった。
夢がなくても踏ん張れば生きていける毎日。
サッカーもやめ、代わりに始めたゴルフにスポーツなのか自問自答する日々。
だから多少上手くなっても、競技ゴルフに進めなかった。
今は精神修養の一環として、楽しめればいいと思っている。
今日は失くした夢をまた拾えそうな衝動に出会った。
区の英語学芸会に参加した。
スピーチは正直興味がなかったが、自校を含めた他校の劇に心が躍った。
プロ顔負けの雰囲気を中学生が醸し出している。
ある学校は英語教育の迷走ぶりをコミカルに演じており、いわゆるブリティッシュ・ジョークを堪能した。
やっぱり英語は面白い。
堂々と日本人が英語を喋る姿は、どこかオビ・ワンのような悟りが入っていて、カッコいい。
ただ多くの人が日本人である誇りを忘れているのが残念である。
誇りを持てないから、言霊にならない。
帰国子女のスピーチがイマイチなのも心に響かないからだ。
最近の受賞者は英語の話せないハーフちゃんの苦悩と決意が受けている気がする。
自虐的なジョークで相手が笑ってくれるのが、英語が面白いと感じる瞬間だと思う。
でもその引き出しから出すためには、自分の国を愛し、誇りを持っていなければならない。
一言にそれは愛国心と言えるが、右派だと思われてしまうので、オブラートに包んでおきたい。
最近、愛国心を持てなくさせた諸悪の根源がわかってきた。
またオブラートに包んで言えば、僕らはもっとじいちゃんばあちゃん、ご先祖様をリスペクトすべきである。
僕の考えは上記の2.0までたどり着いた。
同じ言語でテーブルに着くし、日本人らしく正々堂々とファイトできる人間になりたい。
僕は幸いにも教師であるから、国外に出しても恥ずかしくない生徒を育てていきたい。